人間関係や仕事の悩み

当たりのキツイ人や、イラっとした時にするといいこと

仕事にしても、プライベートにしても、立場が違えば

誰かに対して、感情的にイラっとすることは当然あります。

そして、周りの人があなたにあたりが強くて、

ムッとしたり、落ちこんだりという感情がでてくることもあるでしょう。

そんな時に脳科学的に行動するといいということが5つあります。

状況に合わせて適したものをあてはめてみてください。

1.メタ認知で視点をずらす

メタ認知とは、状況を俯瞰で見ることです。

すなわち、第三者的に自分の状況を眺める

いわば、幽体離脱して上からその状況を眺めるようなもの。

当たりのキツイ人やイラっとするようなことを言う人がいたら

自分と相手の視点をずらすようにします。

どういうことかというと、この人がこんなキツイ言い方をするのは

ストレスがたまっているのかな?とか、

この人も過去にこんな言い方をされたのかな?

などといった、相手の背景を想像するのです。

相手の感情を正面で受け取らず、自分で自分の気をそらす。

状況を距離を置いて眺めてみる目を持つと、

「あーあーこの人はもう、ほんとに。」といった

仕方ないなぁもう、といった視点になります。

2つ目の、相手の気をそらすというのは、

イラっとしている相手に共感するということです。

欧州の公の窓口では、日本のようにサービスが良くありません。

窓口によって違うことを言うこともよくありますので

自分で事前に調べておき、担当に指摘することもあります。

日本のようにお客様には愛想よくしなければならないという認識は

ありませんので、あからさまにイライラしていたり、

態度が悪い人もいます。

そんな時に、彼らの感情を全く気がついていないかのように

明るく挨拶をし「今日は大変そうですね、こんなに列になっていて。」とか

「あなた、本当によく働いてますね。」などとねぎらいの言葉をかける。

すると、はっと気づいて「そうなの、今日はとても忙しい日で~」などと

自分の状況をわかってくれていると思うわけです。

そうすると、意外に機嫌よくやってくれたりします。

損して得取れじゃないですが、ゲーム感覚で最終的に自分の希望通りになればいい

目的はその人の機嫌を取ることではなくて、スムーズに事を運んでもらうことだから。

こんな風にして、自分の意識や相手の視点をずらして対処するといいでしょう。

2.後ろめたさを引き出す

1つ目の後ろめたさを引き出す方法は、

かなりコミュニケーション能力にたけた人でないと

上手くいきませんので、万人にはお勧めしませんが、

言い過ぎたかなというところまでわざとあおって

相手に言わせるだけ言わせます。

周りが、そこまで言う?と引くくらいまで。

思いっきり言って言った本人に後ろめたさが出ると次がやりづらくなる。

そして、周りも白い目で言った方の人を見るので、

これもまた次きつく言いづらくなります。

2つ目のやり方は、そんなことを言われてツライなどという

感情を相手に伝えたり、あなたのためにこれを準備していたが

全部無駄になってしまって残念だといったようなことを言います。

「悪いことをしたな」という感情を相手にわかせることで

相手に後ろめたさを感じさせる方法もあります。

3.相手の言い分を仮に受け入れる

本当に受け入れるのではなく一旦受け入れたふりをして、

でも何も変えないということです。

「なるほど。持ち帰って考えてみます。」と答えたり

「それ可能性もあるかもしれませんね、調べてみます。」と言って

一旦引き受ける。でもやらない。

相手からあれどうなった?と聞かれたら、

「調べてみたけどダメでした。ありがとうございます、知らせて下さって。」

で話をこちらから終わらせます。

そうすると意見を言った自分は偉い、役に立ったと。

今回たまたまダメだったけど、自分はやった!という印象は残すのです。

4.質問返しをする

キツイことを言われたり、あれこれ言ってくる人聞くのは

アドバイスを求めること。いわば質問返しです。

注意してきた人に「どうしたらいいと思いますか?

アドバイスをお願いします。」と頼むと

攻撃者は、考えて時間を使ってアドバイスするわけですから

それ以上の攻撃がしづらくなります。

また攻撃すると自分のアドバイスが無駄になるということだから。

それで、あまり攻撃してこなくなります。

5.持ち上げて、なだめる

あなたは本当はそういう人じゃないのになんでそんなことを言うの、

あなたの言ってることは正しいけれど

そういう言い方をしたら、あなたの印象も悪くなるし、

やってほしいことも伝わらないし、損ですよ。

といった感じになだめるやり方です。

本質を見極める

当たりがきつかったり、イラっとするようなことを言ってくる人は

相手を選んで言っています。

クレームで、若い女性が対応すると怒鳴ったりするのに

男性上司が出てきたら急に穏やかに話したりするのは、よくある話です。

こういう人は、攻撃対象に甘えているという状態であり、

「私が50代の男性でも同じことを言いますか?」と冷静に口にしたら

必ずクレーム相手は一瞬黙ります。

黙った瞬間に、こちらが主導権を握る。

そうすることで回避できることもあります。

人間ですから、感情が湧き出ることは仕方ありません。

ただ、その一瞬の感情的な判断を優先しないようにした方が

本来の目的を達成することができます。

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