海外で起こりうること
駐在の場合は、会社が手続きしてくれることも多いですが
自分一人で海外に住むとなったら、
役所や警察など公共の窓口に一人で行くことになります。
日本でなら、公務員の方が業務を把握していて
どこの窓口に行っても同じことを言われます。
しかし、海外になると変更になったばかりの事項について
把握していない場合も少なくなく、こちらから証拠を見せて
こういう風に変わりましたよと言わないといけません。
また、それはここの部署ではないといわれ
別の所を指示されていくと、そこでもここではないと
たらいまわしにされることも。
事例
例えば、郵便局から日本に荷物を送ろうとしたとき。
税関用書類を1枚、荷物に貼る送り状を1枚持参。
郵便局員は、税関用書類をトータル5枚荷物に貼る必要があるのだが
持ってきた書類の実を透明の袋に入れて荷物に添付しようとしていた。
その時に、黙っていないで、
「すみません、税関書類を4枚コピーして5枚にして貼ると書いてありましたよ。」
とにこやかに指摘する必要があります。
「え?そんなこと書いてないわよ。」と言われたら、
郵便局員の人がそう言うから大丈夫なんだろうと思わず、
「お手数ですが、確認いただけますか?」とか
「昨日他の郵便局に行ってたんですけど、そこでもそうしてましたよ。」と
例え自分が昨日郵便局に行ってなくても目的のために上手に言う必要があります。
送付物が送付地に着いた時「書類不備で受け取り不可」で
保留になる可能性もあります。
(ちゃんと添付していた時にそういうことが実際ありました)
海外生活に向いている人
このようなことが起こった時に、
相手に勉強不足だとイラっとしたりする人は海外生活に向いていません。
ここで怒るのではなく、おそらくそういうことも起こりうると想定し
証拠となるサイトや書式を見せる用意ができる人が
海外生活に向いていると言えるでしょう。
すなわち、自分で調べることができ、
相手が業務に完璧でなく、それにより言われるであろうことを
想定し、その時にきちんと主張できる準備が必要ということです。
日本の普通は海外ではそうではない
海外に住んだとき
「日本だったら」と思ってしまうこともあるとは思いますが
そこは海外。日本と同じようにはいきません。
ケンカ腰になったりしては、結果自分の望む結果は得られません。
主張をすべきではありますが、損して得とれではないですが
相手を味方につけて、自分の希望の結果になるようもっていく話術、
周りの人があなたを手助けしようと思うようなコミュニケーション能力が
あなたを助けてくれると思います。